尽誠学園が18安打13得点で初戦突破 右腕門倉が6回無失点 秋季香川大会
「秋季高校野球香川大会・2回戦、尽誠学園13-0高松西」(23日、レクザムスタジアム)
2年連続の秋季四国大会出場を目指す尽誠学園が、夏に4強入りした高松西を7回コールドで破り、初戦を突破した。
先発した門倉ジェレミー投手(2年)は最速は135キロながら、この日は「キレとスピンを意識した」といい、スピードを抑えた投球に終始。6回4安打無失点、5連続を含む8三振を奪った。日本人の父とフィリピン人の母を持つ右腕は「チームが苦しい時に助けられる投手になりたい」と、力強く誓う。
打線は先発全員安打の18安打で13得点。西村太監督の「まずは打ち勝つこと。やはり打たないと勝てない」という方針の下、夏場に振り込んできた成果を発揮した。大会前に体調不良者が出たため、約3週間、実戦から離れていたという。4安打を放った主将の阿佐宥利外野手(2年)は「体が動くか心配だったけど、夏に練習してきたことが自信になった」と、笑顔を見せた。
昨秋、県で準優勝し四国大会に進出し、初戦を突破した。センバツこそ逃したものの、甲子園の期待が高まった夏は、まさかの初戦敗退。新チームは「四国制覇と日本一」を掲げてきた。まずは県で3位以内に入って四国大会出場を目指す。