清原氏次男・勝児 父の前で「元気はつらつ」4の2 慶応の決勝進出に貢献

 決勝進出を決め、ナインと喜ぶ慶応・清原勝児(左から2人目)=撮影・西岡正
 スタンドから観戦する清原和博氏
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 「秋季高校野球神奈川大会・準決勝、慶応7-6日大藤沢」(25日、サーティーフォー保土ケ谷球場)

 神奈川大会では準決勝が行われ、慶応が日大藤沢を破り決勝に進出。関東大会への切符を手にした。西武、巨人などで活躍した清原和博氏の次男・勝児内野手(1年)が「7番・三塁」で先発出場し、4打数2安打をマーク。和博氏も球場に訪れ、バックネット裏から観戦した。

 清原ジュニアが父の前で躍動し、4戦連続となる安打を放った。父からの「俺のことは気にせず、やりたいようにやれ」という言葉を胸に、勝児が目指す「楽しんで元気はつらつ」とした野球を体現。関東大会出場に貢献した。

 はじける笑顔で活躍した。四回先頭で三塁強襲の内野安打。八回も先頭で打席に立ち、左前打を放った。一塁上で盛り上がるベンチに向かって左手を上げ、声援に応えた。

 昨年度は学業で単位が足りず、2度目の1年生を過ごしている。「時間を大切にして、無駄な時間を過ごさないように。勉強も頑張らないと」と、文武両道に努めながら、この日も声と笑顔を絶やさずプレー。「元気を出してできた」と振り返った。

 父が公式戦の観戦に訪れるのは初めてだったが、緊張の中〝自分の野球〟を貫いた。「もっと活躍するから見守ってほしい」。真剣なまなざしで試合を見届けた父に、メッセージを残した。

 27日の決勝では横浜と戦う。「ここまできたら勝つだけ」と意気込んだが、目指す舞台はその先。センバツ出場に、また一歩近づいた。「(甲子園は)お父さんがあれだけ活躍している場所なので、お父さんを超えられるように活躍したい」。憧れの父の背中を追う。

 ◆清原勝児(きよはら・かつじ)2005年5月1日生まれ。東京都出身。173センチ、80キロ。右投げ右打ち。内野手。幼稚園年長からオール麻布で野球を始め、慶応中では世田谷西シニアでプレー。慶応では昨秋からベンチ入り。高校通算7本塁打。50メートル走6秒5。

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