ロッテ・佐々木朗「二盗、三盗されたのは僕の責任」指揮官は来季へ「体力をつけないと」
「ソフトバンク2-1ロッテ」(26日、ペイペイドーム)
ロッテの佐々木朗希投手が6回を投げ2安打1失点。今シーズン最後の先発で10勝目を飾ることはできなかった。
この日は最速160キロの直球にフォーク、スライダーで相手打線を抑え込み、四回の2安打のみに抑えたが、守備や走者を背負った場面での投球には課題も残った。
初回に投ゴロを一塁へ悪送球し出塁を許した。五回には先頭三森に死球を与えると、二盗、三盗を決められ、1死三塁からは暴投で先制点を許した。失点はこの1点だけだったが、勝ち星は手にできなかった。
降板後は「負けられない試合だったので、長い回を投げて、とにかく0で抑えることを意識して投げました。ヒットも少なくいい配球で攻められた」と自己評価したが、投球以外のプレーには「二盗、三盗されたのは僕の責任。こういう試合で勝ち投手になれるような投手になりたい」と来季の課題とした。
今季20試合目の先発登板は勝敗つかず、プロ3年目は通算129回1/3を投げ、9勝4敗、防御率2・02で終える公算が高い。
佐々木朗の今季を総括した井口監督は「しっかりと(この1年)ゲームを作ってくれましたし、しっかりと投げてくれたと思います」とねぎらいの言葉をかける一方で、来季については「しっかりローテーションで回る体力をつけなくちゃいけないかなと思っています」。4年目の来季は1年間離脱なく、ローテ投手として回ることを切に願った。