楽天が快勝で自力CS消滅阻止 則本が9回1失点完投 2年連続8度目10勝目
「オリックス1-6楽天」(27日、京セラドーム大阪)
前夜に優勝の可能性が完全消滅した楽天。この日は、投打ががっちりかみ合い快勝。負ければ、自力でのCS進出の可能性が消滅する危機だったが、一丸で阻止した。
打線が活発だった。二回、1死一、三塁から11試合ぶりのスタメン起用となったクリス・ギッテンス内野手が中前へ先制の適時打。この一打で口火を切ると、三回には2本の適時打で加点。相手先発の宮城を早々にKO。その後も着実に追加点を挙げ、流れを渡さなかった。
石井一久監督は「早めにしっかり得点を取れたのはよかった」と打線をたたえた。
エースが力を発揮した。先発の則本昂大投手は、ストライク先行のテンポのいい投球でアウトを積み重ねた。二回に1点は失ったが、結局その後は得点を許さず。9回3安打1失点で今季初完投勝利。これで自身2年連続8度目の2桁10勝目を挙げた。
28日には0・5差で追う3位・西武との直接対決。指揮官は「いつも大一番なので大丈夫です」と力を込めた。