ソフトバンク 石川10敗目でもM3 藤本監督29日からの4連戦「全力で行くだけ」
「西武4-1ソフトバンク」(27日、ベルーナドーム)
苦しんだ今季を象徴するようなマウンドだった。ソフトバンクの石川は、一回に山川に先制2ランを浴びると、五回は四球が絡んでさらに2失点。優勝争いの大事な試合で踏ん張れず、自己ワーストのシーズン10敗目を喫した。「きょうは全て自分の責任」と声を落とした。
制球難の悪弊が露呈した。一回は4球で2死を奪いながら森を四球で歩かせる。続く山川へ2球目のフォークボールが落ちきらず、最も警戒していた相手に特大の一発を浴びた。以降も毎回走者を背負ってリズムに乗れなかった。
連勝は3で止まったが、2位オリックスも敗れて優勝へのマジックナンバーは「3」と一歩前進。中1日空いて、29日からの4連戦で全てが決まる。藤本監督は「もう全力で行くだけ」と前を向いた。