“近鉄最後の戦士”ヤクルト坂口が引退決断 愛され続けたプロ生活20年

 ヤクルトの坂口智隆外野手(38)が29日、今季限りでの現役引退を発表した。愛され続けた20年のプロ野球生活。2003年に神戸国際大付高からドラフト1位で近鉄に入団し、3球団を渡り歩いた最後の近鉄戦士が大きな決断を下した。

 「勝ちに貢献できるピースであり続けたい」。強い信念で、泥臭く駆け抜けてきた。近鉄に入団するも、プロ野球再編問題で05年からオリックスでプレー。11年には175安打を放ち、最多安打のタイトルを獲得した。

 15年オフには自由契約を申し入れ、ヤクルトに加入。レギュラーを奪うなど、新天地でも輝きを放ったが、近年は死球などのケガにも泣き、若手の台頭で出番は減っていった。

 この日も変わらぬ姿で、イースタン・西武戦に代打で登場。同じく引退を発表した内川の本塁打に抱き合って、互いをねぎらった。通算1525安打とがむしゃらに戦ってきた20年。惜しまれながらユニホームを脱ぐ。

 ◆坂口智隆(さかぐち・ともたか)1984年7月7日生まれ、38歳。兵庫県出身。181センチ、82キロ。右投げ左打ち。外野手。背番号42。神戸国際大付から02年ドラフト1巡目で近鉄入団。オリックスを経て16年にヤクルト移籍。11年に最多安打。ゴールデングラブ賞4度(08~11年)。

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