ソフトバンク 柳田がフェンス激突で途中交代のアクシデント「むち打ちの症状」と診断
「楽天1-5ソフトバンク」(30日、楽天生命パーク宮城)
ソフトバンク・柳田が守備時に右翼フェンスに激突し、途中交代するアクシデントに見舞われた。
四回1死、渡邉佳の右翼後方への飛球に背走し、フェンス一杯でジャンプ。打球はフェンスを越えたように見えたが、柳田は目一杯飛んで左手のグラブを伸ばしてフェンスの向こうからグラウンドへ打球をかき出した。アウトにこそできなかったものの「本塁打阻止」の超ファインプレーをみせた(記録は右三塁打)。
しかし、地面に落ちた際にフェンスで後頭部付近を強打したもよう。一時は担架が運び込まれ、ソフトバンクだけでなく楽天のトレーナーも駆けつけて場内は騒然とした。
しばらくして起き上がった柳田は担架には乗らず、トレーナーに付き添われて歩いてベンチに下がった。藤本監督はすぐに交代を告げ、三塁を守っていた周東を右翼に回し、三塁には野村勇を新たに起用した。
試合途中で球場を離れて仙台市内の病院でCT検査と血液検査を行った結果、「むち打ちの症状が認められる」と診断された。脳震盪の疑いはないという。
藤本監督は「ちょっと明日は無理かもわかんないですね。しんどいかな」と心配顔。ソフトバンクは優勝マジック1で、10月1日はベルーナドームで西武と戦う。