「楽天１－５ソフトバンク」（３０日、楽天生命パーク宮城）

　ソフトバンクが快勝した。先発の和田は５回１失点で今季７勝目。ＮＰＢ通算１５０勝を達成した。

　２１時５分の試合終了時点で優勝マジックは１。あとはオリックスが敗れるか引き分ければ、２年ぶりのリーグ優勝が決まるところだった。ソフトバンクがグラウンドを回って客席のファンへ応援の御礼をしている最中に、オリックスが九回表２アウトから同点に追いつかれた。

　楽天生命パークのビジョンではオリックス戦が中継され、即席のパブリックビューイングを開催。選手らはダグアウトで、ファンはスタンドで戦況を見守った。しかし、２１時２３分にオリックスがサヨナラ勝ち。ソフトバンクの優勝決定は明日以降に持ち越しとなった。

　藤本監督は「オリックスは勝つと思って、こっちはやっていた。みんなで待ってみるのも面白かったけど、勝ってみんなで喜びたい。相手を待つより、しっかり明日勝ちましょう」と前を向いた。

　ソフトバンクは明日、ベルーナドームで西武とナイターで戦う。勝つか引き分けで２年ぶりのリーグ優勝が決まる。