ヤクルト・高津監督 村上4番明言 56号への1、2番起用否定

 ヤクルトの高津臣吾監督(53)が1日、残り2試合も村上宗隆内野手(22)を4番で起用することを明言した。日本選手単独トップとなる王貞治超えの56号に期待がかかる中、打席数確保で1、2番での起用なども選択肢に考えられるが、「もちろん」と不動の4番として送り出す。

 現在は13試合&57打席ノーアーチと足踏み状態が続いており、打率も2位の中日・大島に2厘差まで迫られている。それでも任せる打順は一緒。直近13試合で5安打と本来の姿ではないが、「そのうち打つんじゃないですか」と指揮官は予兆を感じつつ、復調を待つ。

 9月30日の広島戦では、2試合連続安打を放つだけでなく、結果は右飛となったが、右翼への大きな打球も放った。高津監督は「表情も明るいし、上向きなんじゃないかな」とし、調整のために途中交代したことにも「休ませるときも大事」と続けた。日本選手のシーズン本塁打記録更新と令和初の三冠王へ。変わらぬ信頼で打席へ送り出す。

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