ソフトバンク・藤本監督 「勝って優勝できるのはウチだけ」 V奪取へ総力戦誓う
「ロッテ-ソフトバンク」(2日、ZOZOマリンスタジアム)
大混戦パ・リーグの今季最終章。シーズン143試合目に臨むソフトバンクは、勝つか引き分ければ自力でのリーグ優勝が決まる。また、敗れても、同じ18時開始で今季最終戦に臨むオリックスが引き分け以下でソフトバンクの優勝となる。
藤本監督は試合前取材で記者から「泣いても笑っても最後ですね」と問われると、「泣かないです。今日は笑って」と質問を制するように話したが、普段と変わらぬ表情と語り口調。「プレッシャーはかかるやろうけど、いい緊張感を持ってやってくれたら。勝って優勝できるのはウチだけ。その幸せを感じてくれたら」と話した。
前日の西武戦は壮絶なサヨナラ負け。延長十一回に山川に痛恨の一発を浴びて敗戦投手となり、試合後は号泣したセットアッパーの藤井が宿舎到着後に部屋を訪ねてきて「明日も投げさせてください」と志願してきたことも明かした。
「びっくりしたよ。でも、その気持ちが嬉しかったね」と藤本監督。「リリーフ陣も全員で行きます。(勝ちパターンの藤井、モイネロ、松本の)4連投もある」と総力戦で1勝をもぎ取る決意をにじませた。