ソフトバンク V逸の藤本監督は涙の選手たちをかばう「誰がどうこうじゃない」

 最終戦に敗れてV逸し、頭を下げて引き揚げる藤本監督(撮影・高石航平)
 最終戦を終え、両スタンドに頭を下げる藤本監督らソフトバンクナイン(撮影・高石航平)
 最終戦に敗れあいさつの後、力なく引き揚げる柳田らソフトバンクナイン(撮影・高石航平)
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 「ロッテ5-3ソフトバンク」(2日、ZOZOマリンスタジアム)

 マジック1で最終戦を迎えながらV逸したソフトバンク・藤本博史監督だったが、最後の最後まで優勝争いを演じた選手たちを称えた。

 「悔しいけどね。選手は一年間よく頑張った。こっちが有利やったんだけどね、プレッシャーはあったんかな。でも、今日も柳田はよく(チームを)引っ張ってくれたし、誰がどうこうじゃない」

 序盤は優位に試合を進めた。初回に三森が先頭打者本塁打。四回には柳田が24号ソロで2-0とした。しかし、六回裏、2番手・泉がロッテ6番・山口に逆転3ランを浴びた。その後も追加点を奪われ、八回表に1点を返したのが精一杯だった。

 泉は試合中の茫然自失。ゲームセット後にV逸が分かると、歩くのがやっとの状態で泣いていた。藤本監督は「ずっとジョーカー的な存在で、いいところで抑えててくれた。今日は(先発の)板東は5回までと決めていた。6回は泉と嘉弥真、7回からは勝ってたら4連投(となる松本、藤井、モイネロ)で行くつもりだったけど。昨日もそうだけど、今まで抑えてくれた投手。よく頑張りましたよ」と泉をはじめ、投手陣をねぎらった。

 「まだCSがある。CSに向けて頑張ります」。タカの2年ぶり日本一奪回への道はまだ閉ざされていない。

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