新庄監督 最終戦は近藤、松本剛に采配任せる「どういう風な野球してくれるかなって」

 ベンチの隅で戦況を見守る新庄ビックボス(撮影・園田高夫)
 試合終了後、ベンチ前で首位打者確定の松本を祝福する新庄ビックボス(左から2人目)=撮影・園田高夫
 新庄ビッグボス(撮影・園田高夫)
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 「西武2-4日本ハム」(2日、ベルーナドーム)

 日本ハムが今季最終戦を白星で終えた。2点を追う五回、2死満塁から清宮の押し出し死球、五十幡の押し出し四球、野村の右前2点適時打で4点を奪い逆転した。先発・根本は5回4安打2失点で3勝目をあげた。

 最後の一本締めは新庄ビッグボスの音頭で行った。「松本君が首位打者とったということと、成績残せなかった人は、人の3倍でも何倍でも練習しなさい、来年は勝負だからということを言いました」と振り返った。

 この日、ボスは近藤、松本剛に指揮を執らせるサプライズを実行。「近藤君、松本君がどういう風な野球をしてくれるかなって。1年間僕がやってきた野球っていうものを選手がしてくれるかなって」とその意図を明かした。

 五回、4点を奪って逆転し、なお2死一、三塁で代打谷内が二ゴロに終わった。「五十幡君がちょうどサードランナーで、さあどうするんだろうって。俺なら1球目にダブルスチール」と解説した。

 九回は1死から中島が右翼線三塁打で出塁。続く梅林のカウント0-1からスクイズのサインを出したが、ワンバウンドの球に空振り。中島は挟殺された。

 ボスは「松本君がさっき『ボス。スクイズ出したときのあの緊張感、やばいっす』。で、『すみませんボス失敗しました』って。ああいうね。選手がサインを出して、打席に立った時に気持ちが分かってくれると思うんで。何とか成功しようって。気持ちになってくれたらうれしいですね」と満足そうに振り返った。

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