ヤクルト・内川、坂口が最後のプレー終える 神宮万雷の拍手に両雄涙、村上も涙
「ヤクルト-DeNA」(3日、神宮球場)
引退試合が行われている神宮が、涙に包まれた。
ヤクルトで今季限りでの現役引退を表明した坂口智隆外野手(38)と、NPB引退を表明した内川聖一内野手がともに先発出場。それぞれ安打を放ち、最後のプレーを終えた。
「2番・右翼」でスタメン出場した坂口は初回の第1打席で華麗な流し打ちで左前打。1526本目のヒットを放った。三回、第2打席はバランスを崩すほどのスイングをみせ、最後は遊飛に倒れた。
「5番・一塁」で先発出場した内川は最終打席となった三回の第2打席で、適時二塁打を放ち、塁上で涙した。これが2186本目の安打となった。
ともに三回に最後の打席を迎えた後、それぞれ守備位置につき、最後の勇姿をみせ、高津監督が交代を告げた。フィールドを去る2人に、球場からは万雷の拍手が振り注ぐ。坂口、内川は涙をこらえることができず、仲間たちとハグ。大きな偉業へ向けて、先発出場していた村上も涙を浮かべるなど、先輩のラストゲームに後輩たちも思いが募った。