内川、坂口、嶋が引退セレモニー 田中将も登場 嶋名言締め「見せましょう、スワローズの底力を」

 引退セレモニーでVTRを笑顔で見つめる(左奥から)嶋、坂口、内川(撮影・高石航平)
 田中将(右)と抱き合う嶋(撮影・佐々木彰尚)
 近藤一樹(右)から花束を贈られた坂口(撮影・佐々木彰尚)
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 「ヤクルト8-2DeNA」(3日、神宮球場)

 今季最終戦終了後、今季限りで日本プロ野球からの引退を表明した内川聖一内野手、現役を引退する嶋基宏捕手兼コーチ補佐、坂口智隆外野手の引退セレモニーが行われた。

 内川にはソフトバンク時代に指揮官を務めた工藤公康氏が、坂口には最後の近鉄戦士としてヤクルトでともに戦った近藤一樹、嶋には楽天でバッテリーを組んだ田中将大がサプライズで登場。嶋は驚き大きくのけぞると、花束を受け取り、笑顔で記念撮影に収まった。

 それぞれスピーチに立った。

 スピーチは次のとおり。

 内川「本日を持ちまして、22年間におよぶNPB現役生活、プロ野球選手を卒業します。素晴らしい野球人生を送らせていただきました。妻、子供たち、パパ頑張ったっしょ?みんながいてくれたから頑張れました。22年間、本当にありがとうございました」

 坂口「今季を持ちまして私、坂口智隆は現役を引退する決断をさせていただきました。近鉄に入団し、いてまえ魂というプロ野球選手としての勢いを、オリックスでは武士(もののふ)の心という戦う姿勢を、ヤクルトでは不屈の魂という這い上がる力、諦めない強さを与えていただきました。本当に20年間ありがとうございました」

 嶋「楽天イーグルスでの13年間では考えて野球をすること、相手に向かって行く闘争心、捕手のイロハを学ばせていただきました。それが正しいのか考えながらやった、このヤクルトスワローズでの3年間であり、3年のうちに2度も優勝することができました。経験していくうちに、僕は本当にこのヤクルトスワローズにきてよかったんだ、野球ができて幸せなんだと、毎日毎日感じることができました。最後になりますが、あの言葉を言って締めくくりたいと思います。見せましょう、ヤクルトスワローズの底力を、ありがとうございました」

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