天理大 友杉を巨人スカウト視察「スピードが魅力」チームは完封負け

 「阪神大学野球、関西国際大1-0天理大」(8日、ほっともっとフィールド神戸)

 引き分け以上で優勝が決まる天理大は、2位の関西国際大に完封負けを喫した。

 打線がつながらなかった。初回1死一塁の場面で今秋ドラフト上位候補の友杉篤輝内野手(4年・立正大淞南)が右前打を放ち好機を拡大。しかし、後続が続かず。その後も何度かチャンスを作ったが、決め手を欠いて得点を奪うことができなかった。

 引き分け以上で優勝が決まった一戦。試合後、友杉は「自分にチャンスで回してくれたんですけど。(打てなかった)自分の責任かなと思います」と悔しさを口にした。それでも、軽快な守備を見せるなど存在感を発揮。視察した巨人・岸スカウトは「走攻守バランスのとれた選手で、特にスピードが魅力。内野手として高いレベルで力を持っている」と高い評価は変わらない。

 ドラフト会議は20日。友杉は「(プロ野球選手は)小さいころからの目標。走攻守バランスよくというのを心がけて日頃からやっています。走攻守すべてを見てもらいたい」とアピールを続け、運命の日を待つ。

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