ソフトバンク 主砲とエースで悪夢振り払う先勝 3ランの柳田「十分かなと」、熱投千賀「最高でした」
「パCSファーストS・第1戦、ソフトバンク5-3西武」(8日、ペイペイドーム)
レギュラーシーズン2位のソフトバンクが同3位の西武との初戦を制し、オリックスの待つファイナルステージ進出に王手をかけた。
マジック1で迎えたシーズン最終戦で敗れ、V逸となった鷹軍団。悪夢を振り払ったのは、主砲とエースの活躍だった。3番柳田は三回に値千金の3ラン。「チャンスだったので、なんとかしたいと思って打席に入った。必死に当てにいって、芯付近にあたってくれたので、なんとかいってくれと」と、振り返った。先発は頼れるエース千賀。「いやもう4点で十分かなと思いました」と、笑った。
千賀は点は奪われながらも、8回112球の熱投で11奪三振3失点。「とにかく先制点与えないように、チームが取るまでなんとか0でと思っていた」柳田の本塁打については「最高でした」と、うなずいた。
八回2死一、三塁のピンチの場面、西武・栗山を迎えた。粘られながらも時間を掛けながら、最後は空振り三振を奪い切り抜けた。「とにかく僕がいくというところに対して、ベンチの思い、みんなの思いは0で帰ることだと思った。時間を掛けてでもゼロに抑えようと」と、振り返った。
オリックスの待つファイナルへはあと1勝。柳田は「終わったことなので、明日また頑張ります」と、前を向いた。