西武1位指名は早大・蛭間 渡辺GM「ウイークポイントに当てはまる」
西武は11日、早大の蛭間拓哉外野手を20日のドラフト会議で1位指名すると公表した。渡辺久信ゼネラルマネジャー(GM)がオンライン会見で明かし「(チームの)ウイークポイントに当てはまる」と高く評価した。
今季の西武は、外野を固定できず攻撃面でも苦戦が続いた。それだけに即戦力を求めており、渡辺GMは「打撃は広角に打てて、高いレベルを持っている。アマチュアから入っても競争できる」と蛭間に期待を寄せた。
蛭間は浦和学院時代の3年夏に甲子園に出場。東京六大学リーグでは通算12本塁打を放ち、大学日本代表にも選出された。小学生時代に西武ジュニアでプレーしており、渡辺GMは「縁があると思うが、あくまで総合的な評価」と話した。
西武は昨年、隅田の1位指名を事前に公表し、4球団による抽選で引き当てた。今回も競合の可能性はあるが、渡辺GMは「普通にいったら、あの人じゃないですかね」と、隅田の交渉権を引いた飯田球団本部長に託す考えだ。
◆蛭間 拓哉(ひるま・たくや)2000年9月8日生まれ、22歳。群馬県桐生市出身。176センチ、87キロ。左投げ左打ち。外野手。小3から相生小野球クラブで野球を始め、小6で西武ライオンズジュニアに選出。相生中では前橋桜ボーイズでプレーした。浦和学院では1年春からベンチ入りし、3年時にはU18アジア選手権に出場。早大では1年春からリーグ戦デビュー。今夏は大学日本代表に選出された。