ソフトバンク・千賀が初回に160キロマーク 崖っぷちの大一番でエンジン全開

 ソフトバンク先発の千賀(撮影・坂部計介)
 1回、デスパイネは右前打を放つ(撮影・坂部計介)
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 「パCSファイナルS・第3戦、オリックス-ソフトバンク」(14日、京セラドーム大阪)

 崖っぷちのソフトバンクは、先発の千賀滉大投手が初回から160キロをマークした。

 一回表に2点の援護をもらった直後のマウンドだ。先頭の福田は156キロ直球で遊ゴロ、2番・宗にも直球勝負で最後は154キロを打たせて二ゴロに仕留めた。

 2死走者なしとなり、3番・中川圭への初球、外角低めいっぱいに決めたストレートが160キロを計測した。2球目も160キロ直球を投げ込んだが、これは中川圭にライト前へはじき返された。

 2死一塁となり4番・吉田正を迎えたが、ここまではカットボールで追い込み最後は直球を打たせて二ゴロに打ち取った。初回をきっちり0点で抑えて颯爽と三塁側の自軍ベンチへ引き揚げていった。

 千賀は今年5月13日の日本ハム戦(札幌ドーム)で自己最速の164キロをマークしている。

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