オリックス・中嶋監督「本当にやり返したい」ヤクルトへのリベンジに燃える

 会見する(左から)山本、中嶋監督、吉田正、杉本(撮影・高部洋祐)
 サヨナラ打を放ち、中嶋監督(左)と抱き合う中川圭(撮影・高部洋祐)
 7回、中嶋監督はデスパイネに同点2ランを打たれ渋い表情を見せる(撮影・山口登)
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 「パCSファイナルS・第4戦、オリックス3-2ソフトバンク」(15日、京セラドーム大阪)

 オリックスは劇的なサヨナラ勝利で2年連続の日本シリーズ進出を決めた。

 中嶋監督は共同会見で「まず連覇、そして日本一を目指してやってきたので、その舞台に立てるのはうれしい」とよろこびを語った。

 劇的な幕切れだった。同点の九回、2死二、三塁から中川圭が試合を決めるサヨナラ打。「誰かが決めてくれたらと。ホッとしました」。ベンチでは首脳陣と笑顔でハイタッチを交わした。

 そこまでつないだバトンがあった。投手陣ではレギュラーシーズンで苦しんだ、先発の山岡が4回無失点と好投。「よく投げた。後半調子が上がらない時期があったが、合わせてくれた」と右腕をたたえた。

 さらに五回からは3人の継投。山崎颯が失点したが、相手にリードは許さなかった。「盤石かどうかはわからないけど、経験がないと言われる投手陣がしっかり投げたのは大きいし、信頼している」と指揮官も目を細めた。

 日本シリーズでは昨年敗れたヤクルトとのリベンジマッチ。「去年やりましたが、負けてますので、本当にやり返したい。もう一度チャレンジしたい」と力を込めた。

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