オリックス 中嶋チルドレン奮投!阿部、宇田川0封&山崎颯被弾も球団最速160キロ

 奮闘した(左から)阿部、宇田川、山崎颯
 クライマックスシリーズを制し、記念撮影におさまるオリックスナイン(撮影・坂部計介)
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 「パCSファイナルS・第4戦、オリックス3-2ソフトバンク」(15日、京セラドーム大阪)

 満員のファンの前で5度、宙に舞った。2年連続日本シリーズ進出を決めた歓喜の胴上げ。「本当にうれしいです」。中嶋監督は素直に喜びを口にした。

 この日も中嶋チルドレンが躍動した。山岡がアクシデントで降板する緊急事態。それでも五回から宇田川、山崎颯、阿部とつなぎ、同点は許したが勝ち越しは許さない。今季台頭した若手リリーフ陣が勝利を導いた。

 阿部は「ぼくたちが0でつなげられれば勝ちにつながると思う。そういう気持ち」。七回に同点2ランは浴びたが、球団最速の160キロを記録した山崎颯は「抑えてやろうという気持ちでいきました」と心境を明かした。

 中嶋監督も「厳しいタフなゲームばっかりだった。経験のないピッチャーでしたが、いい緊張感で最高のピッチングをしてくれたと思います」。若きリリーフ陣をたたえた。

 2年続けてヤクルトとの日本一を争う。「去年しっかり負けましたので、今年何とかやり返したいと思います」。新たな戦力を引っさげて、日本一の座に再挑戦する。

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