明徳義塾が高知大会制覇 馬淵監督「勝てなかったら背番号入れ替える」にエース発奮

 雄たけびを上げながら投げ込む明徳義塾・小林和生
 高知大会を制し校歌を聴く明徳義塾ナイン
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 「秋季高校野球高知大会・決勝、明徳義塾6-2高知」(16日、春野総合運動公園野球場)

 明徳義塾が高知に勝利し、3年連続22度目の優勝を決めた。先発の小林和生投手(2年)が9回5安打2失点で完投。29日に開幕する四国大会へ弾みを付けた。

 最終回、投げる度に雄たけびを上げ、この日の最速140キロを連発。小林が高知打線を真っ向から抑え込んだ。試合後は「絶対に打たせたくなかった」と、気持ちのこもった表情で語った。

 試合前、馬淵監督から「きょう勝てなかったら、四国大会は背番号を入れ替える」と、強烈なハッパを掛けられた。それまで背番号1へのこだわりはなかったという小林だが、指揮官の言葉に「譲りたくない」、という思いが強く芽生えた。

 序盤、なかなかチャンスをものにできない展開が続き「正直苦しかった」という小林。「野手がずっと声を掛けてくれたので、気持ちだけは切らさないように」と我慢の投球を続けた。

 そんなエースを打線が六回に援護。2死走者なしから相手の連続失策で一、二塁とすると、2番・矢野心々馬外野手(1年)が右越えに先制適時打。続く岩見柊外野手(2年)が高校1号となる2ランで突き放した。

 試合後は馬淵監督も「小林がよく投げた」とエースを称賛。背番号1を守り抜いた小林は「四国大会で負けたら甲子園には出られない。一戦一戦、しっかりやれることをやりたい」と気を引き締めていた。

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