明大・村松 走攻守で猛アピール 中日・立浪監督絶賛「セカンドいける」
「東京六大学野球、明大4-3慶大」(16日、神宮球場)
2回戦2試合が行われ、明大が慶大にサヨナラ勝ちした。今秋ドラフト候補の明大・村松開人内野手(4年・静岡)は4打数1安打。中日・立浪和義監督(53)と来季打撃コーチに就任する和田一浩氏(50)が視察に訪れる中、アピールした。
走攻守で猛アピールだ。村松が4打数1安打。今秋の打率を・417とし、視察に訪れた立浪監督は「いい選手やと思いますよ。ドラフト上位でかかる選手かなと。スイングがいい。見たら分かる」と絶賛した。
三回1死の第2打席に右前打で出塁。七回の第4打席では犠打を成功させ、相手の野選を誘った。2盗塁を決めて俊足も披露し、二塁の守備でもミスなく守り切った。
今リーグでは無失策と安定感も抜群で、立浪監督は「村松だったらセカンドいける。いいのがいたら取っておかないと」と目を光らせた。「ショート、セカンドを守れる選手が欲しい」という指揮官の思いにアピールするように躍動した。
20日のドラフト会議が迫る中、勝ち点3同士の首位決戦第2ラウンドは明大がサヨナラ勝ちして1勝1敗のタイに。17日の3回戦も自らの活躍でしっかりとものにして運命の日を迎える。
◆村松 開人(むらまつ・かいと)2001年1月6日生まれ、21歳。静岡県牧之原市出身。171センチ、80キロ。右投げ左打ち。内野手。小学2年から野球を始め、中学では島田ボーイズでプレー。静岡高では1年秋からベンチ入りし、2、3年時にセンバツに出場した。明大では1年春からベンチ入り。