中大のドラフト候補・森下翔太 ドラフト前日に豪快ソロでアピール「自分も少し満足」

 8回、豪快な左越え本塁打を放ち笑顔でベースをまわる中央大・森下翔太(撮影・三好信也)
 ドラフト前日に勝利し自身の吉報を待つ中央大・北村恵吾(左)と森下翔太(撮影・三好信也)
 8回、豪快な左越え本塁打を放つ中央大・森下翔太(撮影・三好信也)
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 「東都大学野球、中大3-2日大」(19日、神宮球場)

 中大が日大を下し勝ち点を4とした。今秋ドラフト候補の森下翔太外野手(4年・東海大相模)が、ソロを含む2安打2打点で勝利に導いた。

 自慢のスイングで、まずは先制点をたたき出した。両チーム無得点の三回、1死満塁の絶好機で打席へ。7球目を中前へ運び先制の適時打とした。1歩リードの展開を作り、一塁上で大きくガッツポーズ。雄たけびを上げた。

 プロ注目選手の見せ所はそれだけでは終わらない。1点リードの八回には、先頭で出番だ。高めのまっすぐをフルスイングではじき返した打球は、左翼席へ吸い込まれソロ。打った瞬間に本人もアーチを確信し、バットを放り投げ喜びを爆発させた。

 20日のドラフト会議前日に、最後のアピールをした。「ドラフトとリーグ戦は別に考えていたので、そこまで意識はしていなかったけど、ドラフト前にホームランが1本出たってところで自分も少しは満足しています」と充実の表情を浮かべた。

 いよいよ運命が決まるが、「明日は自分の進路が決まってくる。マイナスな面は一切持っていないので、ポジティブに指名いただいた球団に貢献できるように頑張りたい」。静かに天命を待つ。

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