巨人が1位指名の高松商・浅野翔吾「身長を言い訳にすることなく夢を与えられる選手に」

 巨人ー阪神競合の末、巨人からの1位指名が決まった高松商・浅野翔吾(撮影・飯室逸平)
 巨人ー阪神競合の末、巨人からの1位指名が決まった高松商・浅野翔吾(撮影・飯室逸平)
 会見場で笑顔を見せる高松商・浅野翔吾(撮影・飯室逸平)
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 「プロ野球ドラフト会議」(20日、都内ホテル)

 阪神と競合の末に巨人から1位指名を受けた、高松商・浅野翔吾外野手(3年)は「伝統のある読売ジャイアンツさんに指名していただいてうれしいです」と、真剣な表情で第一声を放った。

 ドラフト会議直前、会見場で待機していた佐野は何度も水を口に運んだ。緊張感の中でまず巨人の指名が発表されると、安心したよう息をついた。そして2球団目の阪神。再び自身の名前が呼ばれると、少しだけ後ろにのけぞり、笑顔で肩をすくめた。

 運命の抽選、モニターを食い入るように見つめてた。巨人に決まった瞬間、無数のフラッシュを浴びながらマスク越しでもはっきりとわかるほど表情が緩んだ。巨人に対して「球界代表する選手がたくさんいる。色んな方にいろんなことを学びたい」と印象を語り、「自分は身長が小さいが、身長を言い訳にすることなく、小さい選手に夢を与えられる選手になりたい」と理想の選手像を口にした。

 憧れの巨人選手には岡本和真内野手(26)を挙げ「今のフォームも岡本選手をまねした部分もある。バッティングを教えていただきたいです」と“弟子入り”を志願。そしてプロ野球選手になってやっってみたいことを問われると「ズムサタに出てみたいです」と話し、会場を笑わせた。

 同校からの高卒ドラフト1位は史上初。出身者としては2012年ロッテに1位指名された松永昂大投手(当時大阪ガス)以来となる。

 浅野は世代屈指のスラッガーとして、高校通算68本塁打。甲子園では2大会に出場し17打数11安打4本塁打8打点、打率・647の好成績を収めていた。

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