DeNA・三浦監督 大阪桐蔭の松尾を単独1位指名 妻と娘が磨いたお賽銭で祈願「ピカピカの5円でご縁があった」
「プロ野球ドラフト会議」(20日、都内ホテル)
DeNAが1位で大阪桐蔭・松尾汐恩捕手(3年)の交渉権を獲得した。
9球団が1位指名を公表するなど、超異例となった今ドラフト。阪神、ロッテ、DeNAの3球団が公表しなかった中、高校生No.1捕手を単独で指名し、三浦大輔監督は「走攻守そろったトップクラスの選手。無事に獲得できてよかったです」と安堵した。
松尾は強肩強打の捕手で、フットワークが軽く内野手としても注目される。打って、守って、走ってとグラウンドで躍動する姿に、三浦監督も「捕手としてのインサイドワーク。スピードのある捕手だと思う。スカウトの方が一番、評価が高い。将来的なことを考えて一番欲しい選手だった」と喜んだ。
ドラフト前に三浦監督は「女房と娘が、前夜にピカピカに磨いた」という5円玉を持って、近所の神社を参拝。「朝、起きたらピカピカに磨いてくれた5円があった。ご縁があったと思います」と笑った。
DeNAの補強ポイントは捕手で、今季、主にマスクをかぶった嶺井、戸柱、伊藤は全て30代。前年のドラフト1位指名の小園とともに、2年連続で高校生を1位指名。将来的にバッテリーとして、投打の柱として期待がかかるが「横浜スタジアムで1日も早く、バッテリーを組むことを楽しみにしている」と期待を寄せた。