日本ハム1位の日体大・矢沢「プロでも背番号1つけたい」記念撮影ではきつねダンスも
「プロ野球ドラフト会議」(20日、都内ホテル)
日本ハムからドラフト1位で指名された日体大・矢沢宏太投手は同大学内で野球部員、体育学部の生徒とともに、その瞬間を迎えた。日本ハム指名の瞬間、表情を崩さぬまま画面を見据え、全球団の1位指名を終えると、ふっと息を付いた。
母・香さんから花束を受け取り、母へは、指名後最初のサインボールに「ありがとう」と感謝の言葉を添えて手渡した。記念撮影ではきつねダンス用のきつねの耳をつけて、きつねダンスのしぐさも披露した。
「小さい頃から聞いていた(ドラフトの)アナウンスで、まさか自分が呼ばれるとはちっちゃい頃は思っていなかった」と感想を述べた。藤嶺藤沢高時代は指名漏れ。「4年後、ドラフト1位でプロに行くという思いだった」と明かす。4年前のドラフト後には父・明夫さんを亡くした。「すごく僕のことを応援してくれて、この場にいてくれないのは残念ですが、やっと夢がかないました」と報告した。
これまで背番号1を付けてきた。「プロでも付けたい気持ちがあります。そのような選手になれるように頑張りたいと思います」と将来的に新庄監督の背番号を継ぐ思い。ここまで投打二刀流で成功してきた。「どっちもやるからにはどっちも本気でやっていきたいと思います」とプロの道でも貫き通していく。