兵庫の公立進学校出身者が初のプロ野球選手へ DeNA5位指名の慶大・橋本の出身校で歓喜

 DeNAから指名を受け目標を書いた色紙を手に笑顔の慶大・橋本達弥(代表撮影)
 ドラフト指名を受け応援タオルを手に笑顔の慶大・萩尾匡也(右)と橋本達弥(代表撮影)
 DeNAから5位・橋本の出身校・長田で盛り上がりを見せる在校生たち=長田高校
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 「プロ野球ドラフト会議」(20日、都内ホテル)

 兵庫の公立進学校・長田出身の慶大・橋本達弥投手が、DeNAから5位で指名された。最速152キロの直球と落差の大きいフォークボールが持ち味で、大学時代は救援投手として活躍した。

 橋本は3年夏に最速147キロを記録し、2018年東兵庫大会準々決勝に報徳学園に0-1で惜敗した。この試合で広島に入団した小園を4打数無安打に封じ、プロから注目を浴びるも慶大に進学。4年間でドラフト指名を受けるまでの右腕に成長した。

 長田は兵庫県下有数の公立進学校で16年春に21世紀枠でセンバツ大会に初夏通じて初出場。橋本はその年に入学した。

 長田出身者のドラフト指名は、1965年の第1回ドラフトで南海(現ソフトバンク)から現役の山本堯二投手が3位指名されて以来の快挙。山本投手は入団拒否して慶大に進学しており、橋本がプロ入りすれば同校出身者としては初のプロ野球選手誕生となる。

 ドラフト当日のこの日、長田には在校生の野球部員や橋本の同級生などOBが集まり、ドラフト会議のテレビ中継を見守った。DeNAから指名されると本人不在も大喜びしていた。

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