日本ハム 新庄監督いきなり激怒「一生1軍には上がれない」矛先は木田2軍監督にも
「フェニックス・リーグ、日本ハム4-0中日」(22日、アイビースタジアム)
日本ハムの新庄剛志監督(50)が視察初日に雷を落とした。試合を終えて報道陣の前に現れた姿は濃い色のサングラスにマスク。表情は読み取れない。快勝にもかかわらず、開口一番「よくないですね」と話した。
怒りの矛先は…。「まずは木田さんが良くないですね。木田監督が」と木田2軍監督に向いた。「もっともっと、ランナーが出た時、サード、セカンド行った時とかに、失敗していいんだから、どんどん、どんどん練習させて経験させて欲しい」。先の塁を狙う作戦を遂行してほしい思いを力説。試合後は木田2軍監督と話し合いの場を持ち「『どんどん、どんどんやって下さい』ってことは言いました」と明かした。
さらに2発目、3発目の雷は選手のプレーに対して。二回1死三塁でスクイズを空振りした上野には「なんとかボールに食らい付いてファウルでもいいから当てようという気持ちが足りない」と厳しい口調で言う。
そして、四回に右飛で凡退した佐藤の緩慢な姿勢には「フライ打った後にバット持ってすぐにベンチに帰って行った。ああいうことしていたら、一生1軍には上がれないですよ」とバッサリだ。
「日本一だけを目指す」と高い目標を定めた来季へ、すでに戦いは始まっている。「本番で失敗しないために今、失敗して成長しないと。彼たちのためを思ってキツく言っているだけなので。1軍で本当に活躍して欲しい選手なので。はっきり僕は言う性格なので。来年に向けて思ったことはバンバン言うし。なんて思われようがいいです、僕は。勝つためには、そうやってやっていくって決めている」。目標遂行のために、鬼になる。