オリックス・中嶋監督 痛恨ドローに「これがシリーズなのか」被弾の阿部には「このままでは終われない」

 試合後、ナインを迎える中嶋監督(撮影・堀内翔)
 延長12回、抗議のためにベンチを出る中嶋監督(撮影・堀内翔)
 延長12回引き分け。阿部(左)のお尻をたたいた中嶋監督(撮影・佐々木彰尚)
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 「日本シリーズ・第2戦、ヤクルト3-3オリックス」(23日、神宮球場)

 勝てなかったが、負けなかった。オリックスは延長十二回引き分けで、このシリーズ1分け1敗。未勝利で本拠地へ帰ることとなった。

 試合後、中嶋聡監督は「これがシリーズなのかね」とかみしめるように語り「阿部が打たれましたけど、打たれたよりも、次またやり返すことを期待しますし、このままでは終われないと思う」と右腕の奮起を期待した。

 勝利は目前だった。3点リードの九回、抑えを任された5番手の阿部翔太投手だったが、無死一、二塁のピンチを招くと、代打・内山壮に痛恨の同点3ランを被弾してしまった。

 必勝の流れだった。先発を任された山崎福也投手が、4回無失点と好投。打線は三回に山崎福の適時打で先制。五回には杉本裕太郎外野手の適時打で加点するなど、リードを広げていた。

 五回以降は自慢の投手リレーで必死につないだバトン。ただ、最後の最後つながらなかった。

 延長十二回には相手バッテリーの暴投で代走・佐野皓が二塁から一気に勝ち越しのホームを踏んだかに思われたが、不運にもボールデッドとなり、三塁へ戻されてしまう不運も。オリックスにとっては悔しい結果に終わった。

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