高木豊氏「びっくりした。なかなかいない」日本S第2戦ヤクルト・内山壮の代打同点弾を絶賛
元DeNAで野球解説者の高木豊氏が24日、自身のYoutubeチャンネルを更新。23日に開催されたヤクルト-オリックスの日本シリーズ第2戦で、3点を追う九回に代打で同点3ランを放ったヤクルト・内山壮の打撃を絶賛した。
ホワイトボードを使って配球を説明。オリックス・阿部に3球目まで外角に変化球を続けられて見逃し、空振り、ファウルでカウント2ストライクに。「ここ(外角攻め)が全然、タイミング合っていなかった」と話した上で、続く4、5球目の内角へのフォークを見逃したことに驚きを隠さなかった。
「インローのフォークを簡単に見逃す。(オリックスバッテリーがフォークを)2球続けた。これも見逃す。びっくりした。これを見逃せるんだと。この若いバッターが。読みと、見切っているというか、そんな感じがした」と絶賛した。
ここでオリックスバッテリーの心境を分析。「(無死)一、二塁だし、フォアボールを出すわけにいかない。こうやって見逃されるんだったら、これはフォークは投げられない。(タイミングが)合ってなかったここ(外攻め)に戻そうとした。これも正解なんだよ。フォーク空振りしてくれると思ったら思惑が違ったから」と話した。しかし、内山壮は続く6球目の真ん中高めを捉えて左翼へ同点3ランを放つ。
「ここ(真ん中高め)に抜け球が来た。でも、これをホームランにする?内山、すごいなと思って。ここ(外角攻め)に戻そうと思ったボールが投げ損なったんだけど、(フォークを2球)見逃して、ここ(高め)をホームランにできるバッターってなかなかいないよ。すごかったね」と絶賛。
さらに「それを使った高津監督もすごい。ここで内山を持ってきたということがやっぱり当たったね」と指揮官のさい配も称賛した。