中日3位 阿南光・森山暁生「真っすぐで押したい」巨人入団の浅野にライバル心
中日からドラフト3位指名を受けた、森山暁生投手(17)=阿南光=が徳島県阿南市内の同校で24日、松永スカウト部長、音チーフスカウト、担当の野本スカウトから指名あいさつを受けた。
同世代で対戦したい選手を問われた森山は、同じセ・リーグで巨人から1位指名を受けた浅野翔吾外野手(17)=高松商=を即答で挙げた。同じ四国ながら高校3年間で公式戦の対戦はなし。2年秋の練習試合では4打数2安打と打ち込まれた。打ち取った打席も「芯に当たったショートゴロ。紙一重の打球だった」と、強烈な印象が残っている。プロでの再戦へ向け「真っすぐで押していきたい」と、真っ向勝負を誓った。
20日のドラフト会議で指名されてから、300件近い祝福メッセージを受け取ったという森山。まだ全てに返信ができていないが、段々と指名された実感が湧いてきているという。ルーキーイヤーの目標の一つに1軍デビューを掲げた左腕。「そこに到達するために、一日一日の積み重ねが大事になる。あまり先を見ずに頑張りたい」と、冷静に足元を見つめた。
183センチ、84キロの将来性豊かな大型左腕。野本スカウトは「2年夏の甲子園で179球を投げて完投した体の強さがあり、3年生になって自覚も出てきた。長い目で見てチームの柱になってくれれば」と、期待を寄せた。