中日・福 最短4カ月で実戦復帰も 国指定の難病「黄色靱帯骨化症」手術受け

 中日は25日、福敬登投手(30)が福島県内の病院で「O-armナビゲーション支援下胸椎黄色靱帯(じんたい)骨化切除去術」を受けたと発表した。国指定の難病「黄色靱帯骨化症」の手術で、最短なら4カ月での実戦復帰が見込まれる。

 9月上旬に左脚のしびれを覚え「うまく力が入らない感じがしていた」。1軍で140キロ台後半の直球を投げていただけに「良い場面で投げて緊張しているのかな」。病気とは思いもしなかったという。

 「同じ症状に苦しむ人を勇気づけるためにも公表することに決めました。来季以降、また自分の力で1軍のマウンドに立てるように、リハビリを頑張っていきたい」と語った福。完治することを信じて、歩みを進める。

 ◆黄色靱帯骨化症 国指定の難病。脊椎の後ろにある黄色靱帯が通常の何倍も厚くなり、骨のように硬くなる病気。骨化した黄色靱帯が脊髄を圧迫することで、脚のしびれなどが症状として表れる。骨化の原因は分かっていない。球界では越智(元巨人)、大隣(元ソフトバンクほか)、今年8月にDeNA・三嶋らが手術を受けた。また星野仙一氏も楽天監督在任中の2014年に手術を受け、一時休養していた。

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