“清原”が甲子園に帰ってくる 慶応センバツ当確 次男・勝児も奮闘、父・和博氏は笑顔で拍手

 試合に勝利し、笑顔でスタンド前に走る清原(左から3人目)ら慶応ナイン(撮影・高石航平)
 笑顔で息子の試合を観戦する清原和博氏
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 「秋季高校野球関東大会・準々決勝、慶応7-3昌平」(25日、大宮公園野球場)

 準々決勝4試合が行われ、慶応が昌平を下して4強入りを果たし、5年ぶり10度目となる来春センバツ出場を当確させた。西武、巨人などで活躍した清原和博氏(55)の次男・清原勝児内野手(1年)は「6番・三塁」で先発出場し、4打数無安打。快音こそ響かなかったが、犠打で得点に絡み、好守でもチームを救った。

 “清原”が甲子園に帰ってくる。4強入りで、来春センバツ出場が当確。清原は「うれしいですし、もっと成長していかないといけないなと感じました」と力を込めた。慶応ベンチ側の一塁スタンドで観戦した父・和博氏も勝利を見届け、笑顔で拍手を送っていた。

 快音は響かなかったが、勝利のために役割を果たした。1点を追う二回無死二塁での第1打席、「練習の成果が出た」と一球で投犠打を決め、1死三塁と好機を拡大。同点打につなげた。守備では三回無死一、二塁のピンチで、三直をがっちりつかみ二塁に送球して併殺。八回には2死一、二塁で軽快に三ゴロをさばくなど、好守でチームを救った。

 甲子園で活躍する父の姿は映像で見たことがあり「自分も活躍したいなと思っていた」と清原。中でも1番印象に残っているのは、和博氏が3年夏に放った「甲子園史上最長」とされる本塁打だという。清原自身は173センチと小柄だが、1回戦で2ランを放つなど実力は十分。甲子園でも父のような一発が期待されるが「(打ちたい気持ちは)もちろんある」と即答する。

 ただ、目標は父も成し遂げられなかった春優勝だ。「自分の結果よりもチームが勝つことが大事。慶応は日本一を掲げているので優勝したい」。偉大な父のように、聖地で清原の名を響かせる。

 ◆清原 勝児(きよはら・かつじ)2005年5月1日生まれ、17歳。東京都港区出身。173センチ、89キロ。右投げ右打ち。内野手。幼稚園年長からオール麻布で野球を始め、慶応中では世田谷西シニアでプレー。慶応では1年秋からベンチ入り。父は西武、巨人などで活躍した清原和博氏。高校通算8本塁打。50メートル走6秒5。

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