阪神ドラ1の中大・森下 優勝逃すも「やりきった」 次はプロの世界で“アレ”狙う
「東都大学野球、国学院大4-2亜大」(25日、神宮球場)
3回戦2試合が行われ、国学院大が亜大を4-2で下し、2季ぶり4度目の優勝を果たした。11月18日開幕の明治神宮大会に出場する。国学院大が負ければ優勝だった、中大の阪神ドラフト1位・森下翔太外野手(4年・東海大相模)は神宮球場に訪れて観戦したが、優勝を逃し肩を落とした。この悔しさは、必ず阪神で晴らす。
優勝を逃した瞬間、森下は立ち上がり肩を落とした。一時は悔しさをにじませたが「やりきったので全然悔いはない」ときっぱり。次に立つステージでは「やるからには目指して頑張りたい」と大学最後につかめなかった“アレ”を目指すことを誓った。
国学院大が亜大に敗れると、中大の優勝が決まる状況だったため、神宮の三塁側スタンドで試合を見つめた。亜大が九回に逆転の好機を迎えた時には、ワンプレーごとに一喜一憂。仲間と肩を組み逆転を待ったが、歓喜の時は訪れないまま、球場を後にした。
今秋リーグ戦では12試合の出場で、打率・250で5打点。本塁打は1本だったが、ドラフト会議前日に放った一発で、インパクトを残した。
大学野球も一区切りとなり、次のステップへ踏み出す。「プロの世界でやるためには自分の課題が残っている。キャンプの時間までにより詰めて即1軍として活躍できるように頑張りたい」。即戦力としての期待に応え、“アレ”を狙う。