オリックス 自慢の剛球リレーで燕斬り 味方の杉本も「ヤバイ球」と驚く

 試合後、笑顔で肩を組む(左から)杉本、宇田川、山崎颯(撮影・吉澤敬太)
 8回、山崎颯が村上に投じた159キロの球速表示(撮影・北村雅宏)
 9回、最後の打者を打ち取り、ほえるワゲスパック(撮影・吉澤敬太)
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 「日本シリーズ・第4戦、オリックス1-0ヤクルト」(26日、京セラドーム大阪)

 オリックスが今シリーズ初勝利を飾り、1勝2敗1分けとした。

 勝利を引き寄せたのは中嶋聡監督の超積極継投策と、それに応えた強力投手陣だった。

 1点リードの五回、1死から先発の山岡が塩見に三塁打を打たれると、宇田川に交代。70球での降板に山岡も驚いたような表情で苦笑い。だが、この継投策がはまり、1死三塁で登板した宇田川は150キロ後半の直球と落差の大きいフォークで山崎、山田を連続三振。無失点でしのぐと、六回も1死三塁のピンチを招きながら得点を与えなかった。

 引き続き1-0の七回からは“吹田の主婦”の異名を持つ山崎颯がマウンドへ。七回を無失点でしのぐと、イニングまたぎの八回は1死から村上を159キロで押し込み左飛。続くオスナも右飛に打ち取り、2回無失点の好救援となった。

 九回はワゲスパックが先頭丸山に二塁打を打たれながら、無失点リリーフ。助っ人も150キロ超の速球でヤクルト打線をねじ伏せた。

 決勝打を放った杉本は一緒にお立ち台に上がった宇田川、山崎颯について「ヤバイ球を投げているのでふたりとも回またぎしたんですけど、あしたも投げてもらおうかなと思います」と驚きの表情を浮かべながらも、頼もしげ。宇田川はピンチでの心境について「何も考えていないです」と強心臓ぶりを示せば、山崎颯は「隣の宇田川がいいピッチングしたので自分も負けないピッチングをしようと思ってあがりました」とうなずいた。

 ロースコアの緊迫した展開で、オリックスにとっては持ち味を発揮してもぎ取った大きな1勝となった。

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