中日戦力外の平田良介、「重要なお知らせ」動画に賛否 引退心配のファン困惑「そういうとこやぞ平田」
今季限りで中日を退団する平田良介外野手(34)が30日、自身のYouTubeチャンネルに動画を投稿し、自由契約となった直後に行った今月4日の会見での発言を謝罪した。
会見では球団から「『セレモニーはするけど、盛大にはできないよ』と、言われた」と、不満があるかのような発言していた。動画の冒頭で「この度は記者会見で誤解を生むような発言をして申し訳ありませんでした」と、頭を下げ、その後は改めて現役続行への思いを語った。
平田は28日にインスタグラムでスーツ姿で真っすぐに前を見つめる自身の写真に「ファンの皆様へ 平田良介より重要なお知らせ YouTubeにて10月30日日曜日 12時公開」という文言を記し、「ファンのみなさまには感謝しかありません。あの大歓声は忘れる事ができません」とのメッセージを添えて、告知していた。会見での発言についてはその後、インスタグラムで釈明しており、今回の告知を引退示唆と受け取ったファンも多く、動画公開後、コメント欄やSNSには困惑する声が。「俺たちは何を見せられたんだ」、「応援したい気持ち以上に『叩かれてんのはそういうとこやぞ平田』と言いたくなってしまった」、「動画にするほどでは」との声のほか、「今までありがとう!他球団で頑張って」、「まだまだ応援します!」などのエールも寄せられていた。
大阪桐蔭高で甲子園を沸かせた平田は、2005年度高校生ドラフト1巡目で中日に入団。勝負強い打撃で定位置をつかみ、15年にはベストナイン、18年にはゴールデングラブ賞を受賞した。
だが近年は成績が下降線をたどり、昨年7月には異型狭心症を発症。復活を期した今季は51試合出場で打率・200、1本塁打、10打点にとどまった。今月4日に球団から来季の契約を結ばないことを通達されたが、「ドラゴンスが好きで愛着もある。それでも今は辞める時ではない」と現役続行を希望。トライアウトには参加せず、他球団からのオファーを待つ意向を示している。