ヤクルトが八回に猛反撃 村上適時打&オスナ3ラン “吹田の主婦”攻略

 8回、3ランを放ったオスナ(右)=撮影・堀内翔
 8回、村上が右前適時打を放つ(撮影・堀内翔)
 8回、オスナは左越えに3ランを放つ(撮影・佐々木彰尚)
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 「日本シリーズ・第7戦、ヤクルト-オリックス」(30日、神宮球場)

 まだまだ終わらない。5点ビハインドの八回。ヤクルトの主砲・村上が右前適時打で1点を返すと、続くオスナが左中間へ、値千金の3ラン。一挙4点を奪って勝負を分からなくした。

 “吹田の主婦”の異名を持つ山崎颯に対して先頭の塩見、丸山の連打で無死一、二塁。山田が空振り三振に倒れたが、続く村上が山崎颯の直球を振り抜いて一、二塁間を破る右前適時打を放った。26日の第4戦から、この試合の第3打席まで16打席連続無安打だった主砲が反撃ののろしを上げた。

 なおも1死一、二塁で打席にオスナ。4球目の変化球を強引に振り抜くと、打球は大きな放物線を描き、左翼席で弾んだ。崖っぷちから1点差に迫る起死回生の一発に、球場から大きなどよめきが起こった。

 村上は「打ったのはストレートです。後ろに繋ぐことだけです」、オスナは「打ったのはスライダーです。諦めない気持ちと意地を見せたかった」とコメントした。

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