オリックス・ラオウ杉本がMVP 日本一に最高の笑顔
「日本シリーズ・第7戦、ヤクルト4-5オリックス」(30日、神宮球場)
愛される男がMVPを獲得した。何度もチームの危機を救ったオリックス・杉本。壮絶な戦いを振り返り「全員で勝つというスローガンのもと、全員で勝った日本一。ヤクルトさんはめちゃくちゃ強く、去年やられて悔しかったのでやり返せて良かったです」と最高の笑顔をはじけさせた。
短期決戦で光った勝負強さ。五回2死満塁の好機では相手の失策を誘う中飛を放ち、勝機を高めた。
今季は故障や不調に悩まされたが、本格復帰したCSファイナルでは第1戦、第2戦目に勝利打点をマーク。日本シリーズでは全7試合にスタメン出場し、第4戦、第6戦で決勝打を放つなど高い集中力を発揮。また、守備でも奮闘を見せて全力プレーでチームの勝利に貢献した。
悲願の日本一を手にしたが、早くも来季を見据えている。「シーズンは全然ダメだったので、しっかり練習して、来年もっと活躍できるように頑張ります」と杉本。来季も昇天ポーズをさく裂させる。