木田勇、江川卓、福留孝介、菅野智之など 過去のドラフトで入団拒否した選手たち
広島からドラフト5位で指名された大阪ガスの河野佳投手(21)が31日、社会人野球日本選手権の1回戦敗戦後に取材対応。「まだ考えてないです。ここからしっかり監督さんと会社と話して結果を出したいと思います」などとプロ入りか、会社残留か、悩める胸の内を明かした。
過去に広島ドラフト指名選手で入団を拒否した主なケースは1978年度の1位指名だった木田勇(日本鋼管)。翌79年度ドラフトで3球団競合の末に日本ハムへ入団し80年に最多勝利、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率のタイトルを獲得しMVPと新人王に選出された。
また他球団では、1977年度ドラフトでクラウンから1位指名を受けた江川卓(法大)が入団拒否し翌78年に阪神からの1位指名直後トレードで巨人へ。「空白の一日」として騒がれた。
95年度では近鉄から1位指名の福留孝介(PL学園)が日本生命に進み98年度で中日1位指名を受けて入団した。
2011年度では、日本ハム1位指名の菅野智之(東海大)が野球浪人。12年度で巨人から1位指名を受け入団。最近では16年度で日本ハム6位指名の山口裕次郎(履正社)が社会人でのプレーを希望した。