ソフトバンク・千賀 海外FA権行使メジャー挑戦へ 実現すれば育成出身選手で初
ソフトバンクの千賀滉大投手(29)が31日、今季取得した海外FA権を行使する申請書類を球団に提出した。CSファイナルSで敗退した15日に「行使は絶対にします。自分の中では6年くらい言っている、今更変わることはない」と話し、米大リーグ挑戦の意向を明言していた。
千賀は蒲郡高から育成ドラフト4位で2011年に入団し、16年から7年連続で2桁勝利。17年オフに米大リーグへの思いを初めて公言し、昨オフに結んだ年俸6億円の5年契約(変動制)には、海外FA権を行使して米球界に挑戦する際は契約破棄できる条項を付けている。米大リーグ移籍が実現すれば、育成出身選手では初となる。
日本代表でも活躍した右腕への関心は高く、今季も複数の米大リーグ球団関係者が視察に訪れていた。FA権の行使申請期間は31日から11月9日までで、10日にNPBからFA宣言選手として公示される。11日から全球団と交渉が可能となり、争奪戦が繰り広げられることになりそうだ。(金額は推定)