オリックスの吉田正尚外野手（２９）が２日、今オフにポスティングシステムを利用し、米大リーグに挑戦する意向を表明した。関西テレビ「報道ランナー×祝オリックス日本一！御堂筋パレード」（３日、１５時４５分から放送）の収録前に取材に応じた。近日中にも球団と話し合いの場を設け、自身の思いを伝える。

　熱い思いを言葉に込めた。吉田正がポスティング制度を利用して、米大リーグに挑戦する意向を表明。長年、憧れ続けていた舞台へ。日本球界屈指の強打者が大きな決断を下した。

　「ずっと高いレベルでやりたいと思っていました。肌で体感してみないとわからないことがたくさんある。チャレンジしたい。ずっと自分の夢だった。家族もいますし、（子どもも）小さい。そういう意味では、タイミングや巡り合わせも必要になってくる」

　球団は話し合いを経て、容認する見込み。「今の気持ちを正直に話そうと思います」と近日中に会談の場が設けられる。吉田正は代理人を立てずに一人で臨み、夢への思いをぶつける。

　ポスティング期間は１１月１日から、２月１日まで。ただ、チームのためにも早期決着を求めた。「球団の編成もあると思いますし、年内には収まるようにと考えています」と理想を語った。

　２６年ぶりのリーグ連覇と日本一を成し遂げ、チームにも多くの財産を残してきた。吉田正尚が世界の「ＹＯＳＨＩＤＡ」へ。「納得できるように、いい選択ができるようにしたい」。長年の夢を実現させる。