公式試合球がオークションサイトに出品 審判が窃盗か ファンから球団に問い合わせ
バンテリンドームで今年6月に行われた中日の主催試合で、未使用の公式試合球が審判員によって持ち出された疑いがあることが3日、球団などへの取材で分かった。試合球がオークションサイトに出品されたことで発覚し、球団が愛知県警に被害届を提出していた。
関係者によると、当該試合を担当した審判員のうち1人の自宅を県警が2日、家宅捜索した。窃盗の疑いで、関与の有無や出品までの経緯を調べているとみられる。
球団によると、インターネット上のオークションサイトに、中日主催試合の未使用の試合球が出品されているとファンから球団に問い合わせがあった。球団が確認したところ、6月の試合で使用予定だった試合球が、球場から持ち出された可能性があると判明した。
日本野球機構(NPB)は3日、事実関係を確認中とした上で「捜査に全面的に協力してまいります」とコメントした。