DeNA・徳山 苦しんだルーキーイヤー「直球を磨きたい」
DeNA・徳山壮磨投手(23)が5日、秋季トレーニング本期間でブルペンに入るなどして汗を流した。練習後、取材に応じ「悔しかった1年というのはありますし、本当に難しさを感じましたし、すごく考えた1年だったなと思います」と振り返った。
ルーキーイヤーの今季は2軍で17試合に登板し、2勝6敗、防御率・3・49。右腕は「8月くらいは自分でもよくなったと思うこともあったが、やはり1年を通すと四球というか、コントロールにすごく苦しんで、そこで考えさせることが多くて」と苦悩を打ち明けた。
1番自信を持っている直球でも、ファールが取れず苦しんだ。秋は「直球がないと組み立てもできないし、もう一度そこを立ち返って磨きたい。直球をストライクゾーンにどんどん投げていく部分を磨きたい」と意気込んだ。
今秋のドラフトで、チームは大阪桐蔭の松尾を指名。大阪桐蔭卒の徳山の後輩にあたり「1年自分が先に入ったので、教えてあげることも、連絡先も交換したので、そこはコミュニケーションを取りたいと思います」。近い将来“大阪桐蔭バッテリー”が見られる日が来るかもしれないが「そう言われるように自分が頑張らないといけないですね」と、先輩として引っ張っていく覚悟を口にした。
一度も1軍登録されることはなかったが、シーズン終盤に1軍に帯同。「雰囲気を経験してモチベーションも上がりましたし、来年はあの舞台で勝って貢献したい」とプロ初勝利を目指し、秋、冬の野球に打ち込んでいく。