「侍ジャパン強化試合、日本５－４日本ハム」（５日、東京ドーム）

　栗山ジャパンが牧、森、村上の一発攻勢で初陣を飾った。

　初回、右前打で出塁した１番・近本（阪神）が二盗に成功。捕手の悪送球が絡んでいきなり無死三塁の好機をつかむと、近藤（日本ハム）が先制の右犠飛を打ち上げた。牧（ＤｅＮＡ）も左中間へのソロ本塁打で続き、幸先良く２点を先行した。

　一度は逆転されたが、直後の四回１死一塁で森（西武）が右翼席へ逆転２ラン。六回には村上（ヤクルト）が侍４番で初アーチとなる豪快な一発を右翼席中段に放ち、リードを広げた。

　投げては先発の石川（ソフトバンク）が４回を５安打４奪三振３失点。２番手の高橋宏（中日）が３回を３安打２奪三振無失点に抑えた。八回には一塁・牧の好捕から三重殺でピンチをしのぎ、九回は大勢（巨人）が締めた。

　昨年１２月に侍ジャパン監督に就任した栗山監督にとってはこれが初陣。６日に巨人、９、１０日にオーストラリア代表との強化試合を戦い、来年３月の第５回ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）に向かう。