日本ハム・杉谷 号泣のラストゲーム「いろんな思いがこみ上げて」
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「侍ジャパン強化試合、日本5-4日本ハム」(5日、東京ドーム)
この日最も歓声があがったのは七回、無死一塁の場面だった。代打・杉谷。この試合で花道を飾る日本ハム・杉谷拳士内野手(31)は目を真っ赤にして登場。敵味方なく拍手を浴びる中、右飛で最後の打席を終えた。
「いろんな思いがこみ上げてきまして。大泣きしていましたね」。仲間に出迎えられ、新庄監督に抱きしめられて号泣した。
少しだけ出番が遅かった。「地上波は15時半で終わると知っていた。ネクストに立った時に15時半。『ネクストで(中継が)終わってんだろうな』って」と苦笑いした。
打撃練習では西武のウグイス嬢、鈴木あずささんから“杉谷いじり”を披露された。試合前の円陣では泣きながらカツ。試合後には両軍入り交じっての胴上げで5回舞った。「歩んできた道が間違ってなかった」。記憶に残る男はユニホームを脱ぐ。