専大松戸・平野大地は最速151キロの剛腕 「自分の持ち味」直球に自信
10月20日に今年のドラフト会議が終わり、各球団のスカウトは来秋へ向けて準備をスタートさせた。高校生のドラフト候補は豊作だ。今回は、センバツ出場が濃厚な注目選手を紹介する。早くも1位候補とされるのが、大阪桐蔭のエース・前田悠伍投手(2年)だ。最速151キロ右腕・専大松戸の平野大地投手(2年)も注目。報徳学園の堀柊那捕手(2年)は、強肩強打で将来性を期待される。
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エースとして、どんな場面でも必ず抑える。専大松戸・平野は181センチ、84キロの恵まれた体格から、最速151キロを投げ込む本格派右腕。自慢の直球と緩急をつけた変化球で相手を翻弄(ほんろう)する。
中学時代は捕手をしていたが「投手をやりたい気持ちがあった」と高校入学と同時に転向。入学時は体重が66キロ程度だったが、2年間で18キロ増量し130キロ前後だった最速を151キロまで伸ばした。
来春センバツ出場の参考資料となる、秋季関東大会では主に救援で登板。ピンチを背負っても流れを変える投球で切り抜け、準優勝に導いた。「自分の持ち味はストレートなので、そこは崩さずに攻める気持ちを持ってやっている」。さらなる成長を遂げるため、右腕を振り続ける。
◆平野大地(ひらの・だいち)2005年4月9日生まれ、17歳。茨城県稲敷市出身。181センチ、84キロ。右投げ右打ち。投手。小学1年から野球を始め、中学時代は取手シニアでプレー。専大松戸では1年秋からベンチ入り。最速151キロ。