片岡保幸臨時コーチ DeNA若手は「ポテンシャル高い選手多い」 4度盗塁王の技術伝授
片岡保幸臨時コーチ(39)が8日、神奈川県横須賀市の球団施設「DOCK」ならびに横須賀スタジアムで行われている秋季トレーニング本期間で、午前10時~午後4時までみっちり指導した。
片岡臨時コーチは「久しぶりに外で立ちっぱなしの仕事をしたので疲れました」と話すも、充実した表情を見せた。
午前はベースランニング、午後は盗塁のスタートの練習など精力的に指導。選手たちの印象を「ポテンシャルは高い選手が多いなと感じたので、後はいかにスタートを切ってみるか」と経験することの大切さを語った。
自身は現役時代、4度の盗塁王を獲得。だがスタートを切れなかった時期もあったという。「盗塁王を取っている中でもスタートを切れない時期はありました。それは自分で払拭(ふっしょく)するしかないので、スタートを切らないと先に進めないから無理やりスタートを切っていました。申し訳ないですけどチームのことはちょっと考えずに。そういう時期もありました」と若かりし日を思い返した。
失敗をして、覚える。片岡臨時コーチにとって失敗は「自分の財産」。技術面もそうだが、自身の経験談も若い選手に伝えた。