高木豊氏 戦力外選手を独自分析 広島・安部ら評価 巨人・山口は「上から目線だと獲りにくい」
元DeNAで野球解説者・高木豊氏が7日、自身のYouTubeチャンネルに投稿。「この中でもっとも使える選手を高木豊の目線で発表します」と題し、8日に行われた12球団合同トライアウトを前に、第2次戦力外通告を受けた選手の中から、他球団で戦力になりそうな選手を分析した。
投稿は12球団合同トライアウト前。第2次戦力外通告を受けた12球団の選手名を挙げながら、まずはDeNA・三上について言及。「まだ使えるんじゃないか。故障があったり、いろいろしたけど投げる姿を見ているとね」とし、その理由として「一時期のような球の強さはなくなったけど、まだ使い道があるかなと思うけどね。クセ球だしね」と戦力になると断言した。
さらに、DeNAの倉本や、ソフトバンクの黒瀬、広島の安部らを評価。「安部は使えるよな。パンチ力もあるし三拍子そろってる。何が悪かったんだろうか。守備が下手かといえばそこそここなすし、この選手なんかは獲っておいた方がいい感じを受ける選手。俺はできると思う」と太鼓判を押した。
一方、巨人の山口については「トライアウトを受ける気持ちがあれば、獲る可能性はある思うけど、受けないでオファー待ってますみたいな上から目線だと、獲りにくいなこの選手は。厳しいな」と語った。今年は49選手が参加。山口の名前はなかった。
各球団の編成担当はシーズンを通じて2軍選手もチェックしているため、ほとんどの選手の“実力”は把握。それを見越して、トライアウトを見送る選手も少なくない。昨年は参加者33人の内、トライアウト後にオファーがあったのは日本ハムの古川侑のみだった。
狭き門ではあるが、高木氏は「トライアウトを受ける姿勢があったら、本当に受けた方がいい。その姿勢を12球団も見ている」と解説。「挫折は絶対に力になるはず。目標を高く、挫折を力に変えて欲しい。まだまだトライアウトを受けてブレークした選手って、なかなかいないでしょ。頑張って欲しいよね」とエールを送った。