移籍?残留? 岩本勉氏「全て肯定」 5球団争奪戦ハム・近藤の胸中推察「どんな決断も吉報」

 日本ハムOBで野球評論家・岩本勉氏が8日、自身のYouTubeチャンネル「岩本勉チャンネル」に新規投稿。この日、国内、海外FA権を行使する意思を球団に伝え、申請書類を提出した近藤健介外野手(29)について、OBとして「全てを肯定します」と熱くエールを送った。

 この投稿で岩本氏は、FA制度について解説。「プロ野球選手になった後に、自分が自分で所属したいチームを選べる権利。自分で勝ち取った権利だから、彼の決断を尊重したい」と持論を語った。その上で、「近藤健介を応援してくれる方々も、近ちゃんの決断を応援してあげてほしいです」と呼びかけた。

 近藤を巡ってはこの日、ロッテが獲得に乗り出すことを表明。現在、オリックス、ソフトバンク、西武が獲得に興味を示しており、日本ハム残留も含め、5球団の争奪戦が予想される。

 岩本氏はOBとして「一番はファイターズに残って、今まで通り背番号8の近ちゃんで活躍してほしい。打線の軸中の軸。大黒柱」と願いを語りつつ、「宣言をしたということは、他チームでのプレーも頭の中に描いているということですよね。これは間違いないこと」と、近藤の胸中をおもんぱかった。

 岩本氏もOBとして、野球人として揺れる胸中を明かし「みんなで近ちゃんを応援しよう。札幌ドームでどれだけファイターズの勝利に貢献してくれたんですか。でも、エスコンフォールドで活躍する近ちゃんのユニホーム姿を見たいぜ」と話しながらも、最後は「どんな決断でも吉報として捉えます。近藤健介らしい、野球人であり続けてください」と、画面越しにエールを送って締めくくった。

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