日本ハム近藤FA宣言で5球団争奪戦 オリックス、ソフトバンク、西武、ロッテ
日本ハムは8日、海外FA権を保有する近藤健介外野手(29)が権利を行使する意思を球団に伝え、申請書類を提出したと発表した。FA宣言選手として10日に公示され、11日から日本ハムを含む全球団と交渉が可能。これを受け、パ・リーグ屈指のヒットメーカーを同一リーグの球団で争奪戦を繰り広げるという異例の事態となった。
獲得レースに参戦するのはオリックス、ソフトバンク、西武、ロッテ。オリックスは主軸の吉田正がポスティングでメジャー移籍を目指す方針を明言しており、リーグ3連覇へ同じ左のヒットメーカーは補強ポイントに合致する。
ロッテにとって千葉市出身の近藤は郷土選手。マリーンズジュニアの1期生として、活躍しジュニアトーナメント準優勝に貢献した。小学生時代にはマリンスタジアムでの公式戦に度々通い、始球式にも登板した経験を持つなど縁の深いプレーヤーだ。
西武はチーム打率・229とリーグワーストだった攻撃力向上へ外野手の固定が急務。3年ぶりにFA戦線へ参戦することを決めた。ソフトバンクは4年総額20億円規模の条件を提示するとみられる。三笠GMは「打者としての総合力は日本トップクラス。ぜひホークスにきてもらいたい」とラブコールを送った。